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「本宮町よみがえり市」本格始動
復興へ商工会青年部と和大生らコラボ
自分たちの手で本宮町の復興を―。4月13~15日に斎行される世界遺産・熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)=田辺市本宮町=例大祭に合わせ、本宮町商工会青年部や和歌山大学学生交流会(WTS交流会)らが中心となって結成した「本宮町復興の底力プロジェクト」実行委員会が「本宮町よみがえり市」を企画。そのプロジェクト推進部が、第1回となるミーティングを同町茶房靖で20日夜に行った。
よみがえり市は、旧社地・大斎原(おおゆのはら)参道沿いの広場約250坪をメーン会場に、会場23店舗と熊野本宮大社周辺の店などが出店。特産品や工芸品など地元の名物を売り出すほか、野点(のだて)のもてなしも実施する。昨年9月の台風12号による水害に見舞われた本宮町を復興させようと、同町とWTS交流会がコラボレーションして一大イベントを企画した。
同日のミーティングでは本宮町商工会から伊永隆司さん、泉辰徳さん、小淵誠さん、木下穣二さん、渕上太志さんと、WTS交流会から松﨑美子会長、北川原良雄代表、三桝貴史さん(和歌山大学3年生)の8人(順不同)が出席。新名物を発表・試食した。「八咫(やた)ガラスのたまご」と銘打った新名物は、めはり寿司(ずし)の中にえびの天ぷらを入れたもの。熊野本宮大社が祀(まつ)る八咫烏(やたがらす=賀茂建角身命/かもたけつぬみのみこと)を父とする玉依姫(たまよりひめ)の「玉ちゃん」をキャラクターに据え、カップルで分け合って食べられるよう2つ入りにするなど配慮。「本宮町を恋人たちの聖地に」と思いを込めたという。試食した面々は「えび天はタカナと意外と合うんやね」「ちょっと辛いかな」などと講評し合い、より良いものを提供すべく話し合った。
ほか、準備のスケジュールや警備、広報についてなど当日に向けてさまざまなことを具体化し、課題を洗い出していった。これまでに全国で数々のイベント立ち上げに携わってきた北川原代表は「目標は毎月開催で10年継続させること。本宮の若い人たちが自分たちで作り上げていって、若いお客さんにも大勢来てもらえるようなイベントに育ってくれたら。『八咫ガラスのたまご』をカップルで食べて、本宮で幸せな再出発をしてほしい」と意気込みを語った。
本宮町よみがえり市は4月15日午前10時~午後4時に開催。1000円以下の商品を主体に数々の商品が並ぶ。
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水害復旧、防災に重点
熊野市 当初予算案 過去最高141億超
河上敢二熊野市長は20日、同市役所で2月定例会を前に会見し、東南海地震への備えと紀伊半島大水害からの復旧に力点を置いた平成24年度一般会計当初予算案を発表した。過去最大だった前年度予算を大幅に上回る対前年度比16・6%増、総額141億3844万9000円となる超大型積極予算で、河上市長は「台風12号の復旧費が膨らんだものの、高速道路が熊野市まで開通するまでの今後2年間が市が発展する最後のチャンス」と力を込めた。今月27日開会の市議会に提案する。
◆歳入・歳出
歳入は、市税が全体の11・8%にあたる16億6216万1000円、国庫支出金22億1042万9000円、県支出金9億8970万6000円、借金にあたる市債は昨年に比べ10億5320万円増の26億9240万円を発行する。
歳出では、被災した道路、河川、水路、林道などの災害復旧費が全体の12・7%を占める17億9210万1000円、校舎に引き続き実施する新鹿中学校屋内運動場改築事業(約2億1800万円)や、遊木漁港に整備する衛生管理型魚市場整備事業(約1億5700万円)など普通建設事業費29億5681万円(前年度比約5億9300万円増)となった。
◆防災関連
防災関連の新規事業は、防災に関する市民の意識高揚を図るための自主防災組織研修事業をはじめ計20事業で、増額分と継続分を含めると計35事業に及ぶ。昨年10月に県が発表したマグニチュード9の津波浸水予測を受け、地震発生時に有馬保育所園児らの安全確保が困難と判断。高台にある金山保育所への移転・統合を目指し、金山保育所の増築に1000万円を計上。新保育所の運営開始は平成25年6~7月を予定している。
避難場所の機能を強化するため、有馬、井戸、遊木の3小学校で屋上にフェンスを設置。木本中学校には自家発電設備を置く。災害時の情報伝達手段としてアマチュア無線を活用するため、自主防災組織や市職員が免許を取得する費用を補助する。
◆集客・交流
市全体のPRのため、5月下旬に熊野市駅前でさまざまなイベントを連動させる全市民参加型のイベント「オール熊野世界NO.1フェスティバル」の開催に470万円を計上。これに併せて、花びらを敷き詰めて絵を描く観光イベント「インフィオラータ」も予定しており、開催費に72万円を盛った。
全国への情報発信、大きな経済波及効果を創出するため「都道府県対抗全日本中学生女子ソフトボール大会」「全日本実年ソフトボール大会」の2つの全国大会を開催することで、集客を図る。