9月25日付
新宮の魅力満載のマップ
大学生が市内を歩き作成

 新宮市商工観光課は19日、大阪市立大学が作成した「新宮おもしろWalking MAP(ウオーキングマップ)」のデータ寄贈を受けたと発表した。同大学の学生が実際に市内を歩き、得た情報や写真を地図上に添付したもの。同課は「大変興味深いマップをいただいて喜んでいる。観光PRに使用したい」としている。

 同大学は今年8月初旬、地域を再生するガッツのある人材を育てることを目的とした「地域実践学習(GATSUN)」授業を同市で実施。12人の1回生と教員などが5チーム編成となり、市内各地域で抱える課題について聞き取り調査などを行った。うち1チームがマップを作成。新宮駅前や丹鶴城公園、仲之町商店街や熊野速玉大社など市内各所を、古い写真と現在の写真、案内文などを添えて地図上に添付している。丹鶴橋や本町通など、学生視点で選んだ観光名所ではない場所も紹介されているのが特徴のひとつ。

 マップの大きさは、縦約59センチ×横約84センチ(A1)のサイズで、同大学が2枚を印刷し、仲之町、丹鶴の両商店街に寄贈した。また、同課も同じサイズで2枚を印刷、1枚を仲之町1丁目のサンタウンホールに展示、1枚を同課内で保管して利活用する。新宮市観光ガイドの会にも寄贈を受けたことは伝わっており、ガイドらはマップを利用した新たなガイド方法を検討しているという。

 同授業を担当した水内俊雄・同大学院文学研究科・文学部教授は「新宮市の城下町の系譜を味わいながら商店街にも足を運びお金も落とし、リピーターになっていただく仕掛けとして活用していただければ」とのコメント。勢古口博司経済観光部次長は「寄贈は大変ありがたい。観光客はもちろん、市民もこれを見て市内を歩き、楽しむことができると思う。意外に自分もよく知らなかった場所もあり、学生の視点で見ると違った面白さがあるのだと感心した。今後の観光振興に役立てていきたい」と語った。

サンタウンホールのマップを眺める来場者