那智勝浦町浜ノ宮の補陀洛山寺(ふだらくさんじ)で27日、立春大護摩祈とう会(え)が営まれ、高木亮享住職が堂内で護摩を焚(た)いて家内安全や商売繁盛、豊漁などを祈願した。境内で一足早い豆まきもあり、約200人が福を求めて手を伸ばした。
大護摩祈とうは1・5・7月の年3回実施。この日は本尊の千手観音立像(国指定重要文化財)が特別開帳され、厄払いや先祖供養に訪れた人たちが拝観した。
法要後、不動明王木像前に設けられた護摩壇に高木住職が秘事で火入れ。参列者がそれぞれの願い事を書き入れた護摩木をこの中に納め、心願成就を願った。
豆まきは境内に特設したやぐらから高木住職、裃(かみしも)姿の檀家(だんか)代表らが「鬼は外」と威勢のよい掛け声とともに豆まきを行った。
紅白餅2俵(120キロ)もまかれた。境内ではぜんざいの振る舞いもあった。
高木住職は「去年、当地方で大変な雨が降り亡くなった方も多い。その前には東日本震災で多くの方が犠牲になった。命は一つしかない。大事にけがのないように過ごしてください。力を落とさず、暮れに良い年であったと反省できますように」とあいさつ。西国33か所霊場のご本尊の分身を集めて3月6~8日に東北で営まれる1周忌供養に参加する高木住職は「少しでも皆さんの心が安らかに、復興を願います」と話した。 |
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「鬼は外」と福豆をまく
高木住職ら |
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