新宮市の神倉神社例大祭「お灯祭り」(2月6日)を控え、上り子(のぼりこ)の松明(たいまつ)に御神火を分け与える大松明の製作を担う神倉青年団(中山忠吏団長)は27日夜、本体に“花”を取り付ける最終の作業を行い、完成させた。
大松明の製作は同青年団が受け継いで5年目。当初は大きさに手間取った部分があり製作に時間を要したが、年々手際よく作業できるようになってきた。昨年の台風災害後、青年団で支援活動を続けたため、製作に取り掛かるのが遅れたが、年明けから急ピッチで作業を進めた。本体部分は顧問の岸谷清志さん、花部分は清岡尚寿さんがそれぞれ中心となって進めた。
本体はヒノキで、大きさは約2・5メートル、重さ約30キロ。最も太い先端部分の直径は30センチほどある。金具を使用しない昔ながらの手法で製作するのが特徴だ。花部分の作業にはカンナを使用。“巻き”を出すことが難しく、毎年の課題だったが、清岡さんが職人のアドバイスをもらって改良したカンナで一本一本削り出した。今回は600の束を3つ、計1800本を用意した。
この日の作業には6人が参加。本体の先端に束にした花を
取り付け、長さを整えるなど全体のバランスを確認した。
今年、大松明を担ぐのは、同青年団副団長の阪頭信哉さん(34)。「大役を任されることになり光栄。お灯祭り、そして神倉青年団の名前を汚さないよう一生懸命やって、無事に終わらせたい」と意気込んでいる。
中山団長は「大松明が完成し、青年団もお灯祭りに向けて一致団結していく時期。すばらしい祭りにしたい」と語った。
大松明は2月初旬、所願などの書き入れが行われ、熊野速玉大社でお祓(はら)いを受けた後、祭り当日まで同青年団によって保管される。 |
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完成した大松明と青年団の皆さん |
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