トップへ
1月26日付
サンタクルーズから恩返し
「体験活動でお世話になった」
 新宮市の姉妹都市、サンタクルーズ市(サ市)=米・カリフォルニア州=から、熊野川町西敷屋を拠点に活動する特定非営利活動(NPO)法人「共育学舎」(三枝孝之代表)と、同町田長で物産販売所を運営していた「かあちゃんの店」(竹田愛子代表)に義援金が届いた。サ市の子どもたちが毎年、新宮市を訪れる際、体験活動で世話になっているとして、今回、義援金をおくることになったという。24日午後、市姉妹都市親善協会の岩澤卓会長らが義援金の目録を届けた。

 サ市は1989年のサンフランシスコ大地震で大きな被害を受け、特に商店街は壊滅的な被害が出た。新宮市民からも多額の義援金が寄せられ、復興後、新宮の記念碑が建立されているという。

 共育学舎へは、サ市の子どもたちのホームステイ事業のほか、大人の交流団が来新した時に世話になったとして、元サ市姉妹都市委員会長のアラン・J・ヒロムラさんの姉のナンシーさん(2008年死去)の遺産の一部約77万円がおくられた。アランさんは「共育学舎が目指してきたエコロジカルで自給自律的なライフスタイルの学び合いというテーマは、姉のナンシー・ウエルシュが生前から心に抱き、追求していたこと。少しばかりの支援をしたく思った」「この寄付がいくらかでも共育学舎の役に立ち、ひいては熊野川地域に寄与することができれば、ナンシーへの思い出と私自身の新宮への気持ちをいくばくか表すことができる」とメッセージを寄せた。

 拠点にしている旧西敷屋小学校が床上2・5メートルの浸水被害を受け、まだ復旧半ば。三枝代表は「本当にありがたい。やっていることが国を超えて理解していただけていることはうれしい」と語り、一度はサ市を訪問したいと述べた。

 「かあちゃんの店」は、餅つきやめはりずし作り体験などを提供している。同じく元会長のロキシー・ゴインさんを中心に、同委員会とサ市が市民から義援金を募った。金額は約60万円。

 同会は店舗がほぼ全流失する被害を受けたほか、会員41人が野菜などを作るそれぞれの田んぼや畑に泥が入り込んだ。竹田代表は「まだ復旧は進んでいないが、少しでも早く復活させたい」と語り、再建の資金にしたいとの考えを示した。

 サ市からは今年も3月末から4月にかけて学生約15人が新宮市を訪れる。竹田代表は「今度来る子どもたちにも心に残る体験をさせてやりたい。地域を知ってもらうためにも、餅つきか、めはり作りをしてもらいたい」と意気込みを語っていた。


紀伊半島で世界少年野球大会
7月 くまのスタジアム主会場に
 紀伊半島大水害の被災地を勇気づけようと7月22日から30日まで、熊野市有馬町のくまのスタジアムを主会場として、「紀伊半島大水害復興 第22回世界少年野球大会 三重・奈良・和歌山大会(仮称)」が開催される。世界の国・地域から招いた少年少女が、野球や交流行事を通じて国や地域を超えた友情を育むことで、被災地の子どもたちを元気づけることが狙い。

 主催は、被災3県(三重・和歌山・奈良)、財団法人世界少年野球推進財団、財団法人日本野球連盟。同大会は、日米のホームランキングである王貞治氏とハンク・アーロン氏が「正しい野球を全世界に普及・発展させると同時に、世界の少年・少女たちに友情と信頼の輪を広げよう」と提唱し、始まった。

 平成2(1990)年、ロサンゼルスで最初に開催されて以来、毎年夏に世界の少年少女が参加し、野球教室やさまざまな交流行事を実施。本年度の第21回大会は台湾で開かれた。

 今回は、被災3県を会場とし、開会式と閉会式はそれぞれくまのスタジアムで行われる。国際野球連盟に加入している15か国・地域の参加を目標としており、アメリカや南アメリカ、ヨーロッパなど世界各国に声を掛けているという。

 大会では、▽国際野球連盟(IBAF)選任コーチの指導による野球教室▽海外2か国の少年野球チームと3県の少年チームとの交流試合▽開催各県の祭りに参加するなど地域特性を生かした交流行事▽海外参加者、主催者との交流パーティーなど―を予定。今後、2月に大会準備委員会を立ち上げ、各行事の会場や詳細を決定していく。

神戸大生が足湯ボランティア 毎月1回以上那智勝浦町へ 被災者の悩みも聞く
11億円余りの補正予算成立 新宮市議会 災害復旧・復興経費
本番に向けラストスパート 伝統芸能大会で日舞を披露