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2割プレミアムの商品券発行へ
災害復旧・復興関連で11億円追加
新宮市議会(松本哲也議長、17人)は25日、平成24年第1回臨時会を開き、復旧、復興経費などを盛り込んだ平成23年度一般会計補正予算(第6号)を審議する。2割の上乗せ分が付いた「災害復興プレミアム付共通商品券」発行への補助や、農地や道路復旧などの経費を計上。歳入歳出にそれぞれ11億1371万1000円を追加し、総額を208億485万6000円とする。
プレミアム付商品券は、台風12号災害で被害を受けた商工業者を支援するのが狙いで新宮商工会議所が発行する共通商品券に2割の上乗せ分を補助する。予算額は1060万円で、発行総額は6000万円分を予定している。1万円で1万2000円分を購入できる。財源には台風12号災害の寄付金を当てる。
市財政課によると、義援金の配分委員会(委員長・亀井寿一郎副市長)の会合で被災した商工業者への配分が話題になったものの、配分しなかったことから、委員から被災業者支援の必要性が指摘されたという。「できるだけ支援したいとの思いで規模を大きくした」としている。同商工会議所は昨年10月、1割のプレミアム付き商品券を総額2200万円分発行したが、例年より早く完売した。
復旧事業は農地が13地区約2億1500万円、個人の土地の堆積土砂撤去に約1億9000万円、河川は口高田川や岩の谷川など6河川で護岸整備などを進めるため約1億5200万円を計上している。
農地関係は田んぼに入った泥の撤去が主な内容で、内訳は佐野地区が約5500万円と規模が最も大きく、熊野川町平野(能城山本)地区で約4000万円、神丸地区で3000万円など。
国の第3次補正予算に関連する防災関係として、佐野の市民グラウンド敷地内に3700万円を投じて備蓄倉庫を整備するほか、市消防本部にガソリン1万リットルを貯蔵できる地下給油タンクを設置する。また、衛星携帯電話を行政3台、消防2台の計5台購入。消防団に4人乗りボート11隻と救命胴衣を配備する。
歳入は地方交付税が2億2400万円、国庫支出金が約4億6000万円、市債が4億810万円などとなっている。
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スギ、ヒノキ昨年並み2万本
熊野原木市場 初市で活気
熊野市飛鳥町の熊野原木市場(朝尾高明理事長)の初市が20日あり、地元はもとより、和歌山県など紀伊半島南部から集まったスギやヒノキなど約2万本、2500立方メートルが競りにかけられた。材木が所狭しと積み上げられた市場では、競り担当の職員が威勢の良い声で値段を提示。集まった製材業者や仲買人らが次々に目当ての木を競り落としていた。
今年は、紀伊半島大水害による土砂崩れの影響で林道が通れないところもあり、木を搬出しにくい状態が続いているが、昨年と同程度の約2万本、トラック180台分が集まったほか、仲買人や製材業者も約200人が競りに参加した。市場が浸水し、材木が流される被害もあったが、影響は少なかったという。
競りが始まると、競り人が1本ずつ「1万3000円か」などとテンポの良い口調で最低価格を提示。買い手は指を立てたり、手を挙げたりして値段を交渉し、次々と競り落としていた。
この日の目玉は樹齢100年以上、直径48センチ、長さ4メートルのヒノキで、1立方メートル単価15万円、1本14万円で、直径64センチ、長さ4メートルのスギが単価7万5000円、1本12万円で落札された。
平均単価はスギが約1万2000円、ヒノキが2万1000円で、昨年とほぼ同じ価格となった。取引総額は昨年より300万円少ない約3200万円だった。
朝尾理事長は「台風被害の復旧を早急にしてもらい、山の木が搬出しやすい状態になってたくさん出てくれるとうれしい。被災地の復興でもできるだけ木材を使ってもらい役立てれば」などと話していた。